自分のために聴く「傾聴」ってどうなの?

以前の記事では傾聴力のレベル6段階のレベル4に
「(自分のために)注意深く集中して聴く」
というものを置きました。

傾聴というのは
「相手に気持ち良く話してもらうため」
というのが根本にあると僕は思っています。

なので、傾聴は
「相手のため」
という想いが基本となります。

となると、
「自分のために注意深く集中して聴く」
というのはおかしいことに。

ですが、それでも
傾聴力を高めるための段階として考えるとありなのでは?
なんて思っています。

興味・関心のあることだけ聴くということ

前回の記事で
「傾聴力を高めたいならまずは興味・関心のあることだけ聴くことから始めよう」
といったことを書きました。

この「興味・関心のあることだけ聴く」というのも、
「自分のために聴く」ことの1つと言えるんですよね。

興味・関心のあることだったら
聴いていて面白いから聴くわけですから。

ですが、自分のために聴くというのは、
興味・関心のことだけではありません。

自分のために話を聴くということ

自分のために話を聴くというのは、例えば、
「この人と仲良くなりたい!」
というのも自分のためなわけです。

そうなると、
「興味・関心がないことでも、相手の話を聴いて仲良くなろう!」
と思って聞く姿勢を作れたりします。

自分の目的のために聞く姿勢を作るということです。

これは相手のためではなく、自分のためなので、
傾聴の本質とは異なります。

ですが、少なくとも
最後までじっくり話を聴こうとする姿勢は作れます。

その
「じっくり話を聴こうとする姿勢を作れる」
という点では良いことではないかと思うんですよね。

あくまでもこれはスキルという表面上ではあるものの、
「相手の話を最後まで聴くというのはどういうことか?」
という感覚は身につくかなと。

その感覚さえ身につけば、あとは
「相手のために聴きたいな」
と考えが変わった時にすきるではなく、
本当の意味でも傾聴がすんなりできるようになるはずです。

なので、最初は「自分のため」に傾聴を行っても良いのではないかと。

自分のためでも仕方ない

相手のために行う本当の傾聴を行える人が増えると
世の中はもっと良くなっていくだろうなぁ、と思っています。

なかなか難しいものですが。

なぜ難しいかと言うと、
「傾聴は自分のために行うもの」
という意識がつけられている仕事もあると思うんですよね。

カウンセラーの方とか営業の方とかは傾聴が基本であるため、
最初から相手のために傾聴を行えるかと言うと
なかなか難しいことだと思うんですよ。

「自分はうまくできるだろうか?」
「きちんと契約できるだろうか?」
と自分のこと、そして仕事のことで不安になってしまうでしょうから。

ですが、これって
「相手をおろそかにしたいから自分のために話を聴いている」
というわけではなく、
自分に余裕がないから自分のために話を聴いている
という状態なんですよね。

つまり、自分に余裕ができたら、
「相手が気持ち良く話せるように聞く姿勢を整えて聴こう!」
という余裕が生まれることもあるわけです。

余裕ができた時に自分のためという「傾聴スキル」から
相手のためという「本当の傾聴」ができるようになるのではないかと思っています。

なので、
自分に余裕がないときは自分のために傾聴を行っても良いのではないか?
と思うのです。

言い方を変えると、
「最初から相手を騙す、傷つけるために行う傾聴でなければ良いのではないか?」
ということです。

自分のために傾聴を行う場合でも
相手自身に興味・関心を持ち、話に耳を傾けるため、
相槌や質問などを交えながら最後まできちんと話を聴きます。

そのため、「傾聴スキル」としては伸ばすことができます。

「傾聴スキル」と「本当の傾聴」の違いは
「自分のためか?それとも相手のためか?」
だけだと思うんですよね。

だから、傾聴スキルを伸ばし、
その後に余裕が生まれてから「相手のため」を考えることができるようになれば、
「本当の傾聴」を行えるようになるのではないか、と思うのです。

傾聴スキルの怖いところ

自分のために行う「傾聴スキル」は、
相手を「不快な気分」にさせてしまうこともあります。

それは、
「自分の思い通りに動かしてやろう!」
という意思が相手に伝わるからです。

ですが、自分のためとはいえ、
相手を騙そうとか傷つけるためのものではなければ、
相手の話に共感したりして、自然と会話が弾むはずです。

この場合は傾聴スキルとして行っているため、
自分のための比率は高いけれど、
相手のための比率もあるので
相手を不快な気分にさせることもそこまで多くはないはずです。

「本当の傾聴」だって
100%相手のためかというとそういうわけではありません。

「相手が気持ち良く話している姿を見れるのはとても嬉しいこと」
なんていう自分にも見返りがあるため、
自分のためという比率もあります。

なので、
あくまで相手のためなのか自分のためなのか
という比率のバランスなんですよね。

そう考えると、相手を騙そうと考える以外は、
とりあえず自分のために傾聴スキルを磨いてもいいんじゃないかな?
というのが僕の考えです。

仮に自分のために傾聴スキルを使っていたとしても、
相手が喜んでくれる姿を見ていれば、
余裕ができてきた時に
「あの人の力になりたいなぁ」
なんて思って「本当の傾聴」ができるようになることもあるはずですから。

「まずは自分のために傾聴スキルを磨いてみる」

これも傾聴力を高める手段の一つなのではないかと思います。

まとめ

以上、自分のための傾聴に関するお話でした。

まとめ
「相手を騙そう!」と思わなければ、まずは自分のために傾聴スキルを磨いてみては?それが「本当の傾聴」を行うことに繋がるはず。

最初から「相手のために」と思うことができれば一番なんですが、
やはり自分に余裕がないと、なかなか自分以外に目を向けられないと思うんですよね。

だから、まずは自分に余裕ができるように
自分のエネルギーを高めることが必要かな、と思います。

相手のために行っていたために自分の首を絞めてしまい、
自分に余裕がなくなってしまった、
となったら本末転倒だと思いますから。

人に迷惑をかけない範囲で「自分のため」に日々過ごしてエネルギーを高めていき、
エネルギーに余裕ができたら「他の人のため」と視野を広げる。

こんなやり方もありだとは思いませんか?

以上、ひなた(@hinata_tweet)でした。

ありがとうございました!

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